天気予報は雨。しかし、天気なんて関係ない。
13期、2回目研修スタート。
今回は私(ちえちゃん)といっぺーの合作レポート。
ちょっと長くなるけどお許しを。
私は主にキッチンのことを、いっぺーは遊び研修のことを報告するね。
*キッチンスタッフ:キャンプ中にみんなが食べるご飯を作るよ。本番が始まると約60人分くらい。 おいしいよーって言ってくれたり、鍋が空になるのがうれしいな。みんな、ようけ食べてな。
1日目
10時小畠家集合。
今回は和歌山県古座川でキャンプをしているハッキューが、川の学校のノウハウを盗みに参加。
バックチーフ:たいじゅの指示で必要な備品を川の学校名物2tトラックに積み込み開始。
カヌーは車の上に。ちょっと危ない場面も。声かけが足りてないな。みんな、声出しながら動こうな!
たいじゅは終始「全部積めたかな。忘れてないかな。」と不安顔で何度も倉庫の中を行ったり来たり。
積み込みが終了したら、数台の車に分かれてさっそく鮎喰川へ移動。
到着後はさっそく設営。初めてのスタッフもいるので、ひとつひとつの工程や注意点を説明しながら立てていく。
マーキー(運動会テント)、十角テント、ムーンライトテント(みんなが寝るテント)。
これから毎回立てるから、しっかり覚えような。
さて、マーキーが完成したらキッチン備品を運んで昼食を作るよ。
親ガッパsは遅れてくるので、今回は私とみすずん、頼りになる助っ人:たくやの3人。たくや、ひさしぶりのキッチンは楽しかったでしょ。また、助っ人よろしくね。
五徳(コンロ)を設置するけどなかなか火がつかない!というトラブルがありながらも、1時間弱で完成。 メニューは…まぜご飯(梅シソちりめん)・みそ汁・きゅうりとなすの梅和え 2kg炊いたご飯が一瞬でみんなの胃袋に。。。次は多めに作るね。 味付けはバッチリだったみたいで、完食。鍋が空になるのって気持ち良いなー。
さ、昼食後は設営の残りを片付けたら、着替えて川だ!
今回の研修、遊びのレポートを担当するいっぺーです。
初日の天気は雨が降ったり止んだり・・・・でもでも雨も寒さも関係ありません。
元気に川に入って行きます。
最初に遊び場の説明がありました。
この場所ではどんな遊びができるか、考えるのはスタッフの大事な仕事です。
この時点で全身びしょ濡れな3人(やっぴー・さぶちゃん・るな)、この後少し下流に移動しますが足を滑らす人が続出し、みなさん楽しくびしょ濡れです。 ここまで来たら濡れようが関係なし、全身浸かってシュノーケリングで移動です。
きれいな川底を見ながらの移動の際、魚の発見がありました。そして飛び込める岩に到着、安全と確認し、ダイブ。今回はふくすけも安全に飛べました。
休憩をはさんだ後、堰下に移動。上よりもさらに澄んだ水に感動。さぶちゃんが体を張って、シュノーケルの使い方、水が入った時の対処法、楽な潜り方を教えてくれました。
少し移動しきれいな水、たくさんの魚に四方を囲まれての潜り・・・感動した!!!!!!
なんてすごいとこなんだって思ったね!!
びっくりびっくりほんとびっくり!!!
これで少しは感動ぐあいが伝わったかな?
そしてなんとやっぴーがナマズを発見、タクヤの買いたてほやほやナイフで格闘するも敗北。本番ではきっと捕まえてくれるでしょう。
そしてみすずんの潜り解禁・・・・がしかし服(ウェットスーツ)の影響で潜れず。暖かくなったら見せてくれるとのことで、次回以降のお預けになりなました。みなさん楽しみにしときましょう。
服に着替え、陸の上で置き針の作成。たいじゅ班とたくや班に別れ作りましたが、時間が来て仕掛けられず。また今度。
川からもんたらたつろうさんのカウンセリング たつろうさんは自由な学校(フリースクール)やキャンプなどを運営してる団体TOECの代表。
大事なのはキャッチボールで構えてしっかりキャッチすること。話しかけた時に、はたかれたり、無視されたりすることの悲しさを学びました。
他にも野外生活では“過不足ない”サポートが必要だということを学びました。サポートし過ぎてもダメ、しないのもダメ、難しいけど頑張らねば。
たつろうさんの話を聞きたい気持ちを抑えつつ、キッチンでは夕食作り。 今回のシェフは夕方合流した親ガッパ:せいぢさん、みすずん、ちえの3人。 メニューは子どももスタッフも大好き…ミートソース&ホワイトソースのパスタ・サラダ
事件はキッチンで起きた。 そう、それは野菜を切っている時。ソースの具になる玉ねぎにみすずんが手を伸ばした数秒後。 私の正面で包丁を握っていた彼女をふと見ると……玉ねぎが真っ二つに。 いえ、私のまな板の上にも真っ二つの玉ねぎはあるのです。
しかし!問題は彼女の玉ねぎには皮がついたままだということなのです!! すぐさま突っ込むと「え?」と。みすずんは至極真面目に切っていた模様。
あぁ、上手く文章で伝えられないのがもどかしい!!
横で真面目なカウンセリングが行われているというのに、すぐ横のキッチンでは大爆笑!!たつろうさん、みんな、うるさくしてごめんね。
予定のあるみすずんは、パスタを食べて帰宅。 玉ねぎの皮むき方法は味には関係ないようで、パスタも完食。 20数人に対して3.2kgのパスタですよ!?余るの覚悟で茹でたんやけど、みんなはまだまだ食べれそうな勢い。私にはきみたちの胃袋がわからないよ。
おいしいおいしい晩御飯をたらふく食べた後、小グループに別れディスカッション。たつろうさんのお話の感想をテーマとし話しました。それぞれ受け取り方、印象に残ったところが違い、面白かった。
忘れちゃいけない高校生2人(たける・りず)による名演説。ほんとすごかった。日本の未来は明るいと思ったと同時に、もっと勉強せねばと焦りが生まれた瞬間でした。
他に自己紹介や他者紹介をし、お互いの理解を深めていきました。 この後備品の説明をたいじゅがしてくれました。
さぶちゃんのキレあるツッコミにたじたじのたいじゅ。めげるなたいじゅ。
そして、さきが新人スタッフに肥後の守をプレゼントしてくれました。ありがとう、さき。みんな無くさないようにね、特にりさ・・ね。
それにしても寒い!! 夕方から振り続ける雨にやまない風。みんなの体力も削られているところに、親ガッパs:せいぢさんと仕事後に駆けつけたくまさんが夜食にあったかい雑炊を作ってくれたよ。 あれ、さっき夕食食べたよね?
あったかい雑炊を食べながら「胃のある場所がわかる!」と名言を残したのは高校生スタッフ:かなこ。
十角テントの中ではさぶちゃんとさきがいらない装備をみんなに譲ってます。ありがたいねー。 明日も研修は続くからね。話も盛り上がってるけど、そろそろ寝ようか。
めっちゃ寒かったけど明日も楽しむためにと思い無理やりでも体を寝かせました。
朝ご飯は…きのこの炊き込みご飯・豚汁・大根のつけもの キッチンはせいぢさん、くまさん、ちえの3人。
朝食作りは時間との戦い。くまさんが米を研ぎ、私がきのこをほぐし、せいぢさんが肉を切る。 いかに時間を上手く使いながら効率よく作業ができるかを考えながら動いてるんだよ。親ガッパsはさすがの2年目。息ピッタリで安心感バツグンですな。
朝ごはんはきのこが入ってる分も考えて米は3kg。けれども、残ったのはおにぎり数個分。 腹ごしらえ後は川だ!
昨日濡れた川装備を身につけて、鮎喰川恒例の『ガラ引き』
ガラ引きからスタート。みんな一生懸命ガラガラしました。全力をつくしました。とれたの1匹。
場所を変えてまたガラガラ。さきほどの反省を生かしゆっくりガラガラします。成果は2匹・・微妙。
さあラストチャレンジ。最後の力を振り絞り全力ガラガラ。なんとなんと大漁・・・なわけのなく1匹。
3回ガラガラの末、成果は4匹。かき揚げも作れませんでした。次回に期待しましょう。
小休止後はカヌー。やっぴー、さぶちゃんによるカヌー講習があり、実際に乗りました。
しかし、ここで大事件発生。私いっぺーが乗れるカヌーがないのです。足がでかいというのはほんと考え物ですね。
無事にビオビオに乗り、パドルの使い方、曲がり方、横移動の仕方を学びました。カヌーの技術は子どもを助けるのに絶対習得しなきゃいけない技術。みんな必死で練習しました。
この後、やっぴーのところに集合し、みんなでいかだを作りその上を渡りました。たいじゅが挑戦するも見事にドボン。りずはなんと陸へ着地しました。
そして始まりました、男女対抗カヌーリレー。円陣組んでやる気満々の女子、負けるわけないやろーと余裕な男子。
第一走者るなvsいっぺー。始まりからデッドヒートを繰り広げる二人。焦るいっぺー。まさかの沈。ほんとごめんなさい、男チームの皆様。心から反省しております。
この時点で大分後れを取った男子チーム。たいじゅと太子による大人気ない女子チームのカヌーを無理やり沈させるという行為に非難が集中してる中、ふくすけが地味に沈というおいしいことをし、レースが無事終了しました。
最後はまじめに沈脱の練習をし、やっぴー直伝のエビぞり抜けを習得しました。
実際に沈しそうなときは、体を小さくする姿勢をとり、息を止め、パドルを離さない、落ち着くために5秒ほど潜り、エビぞり抜けをし、上に上がる、パドルをカヌーの中に入れ、ナマケモノのポーズで回収される。
ここまでの一連の流れ落ち着いてできるようにしたい。 今回もたくさんのこと学んだから復讐しようね。
今回最後のご飯。 昼食…ご飯・八宝菜・レタスと卵のスープ 米は今回最高の3.5kg。これでどうだ!! おにぎりを作るつもりでこの量。だったんやけど、、、完食。八宝菜もスープも空! キッチンスタッフは嬉しい悲鳴。みんなの胃袋には限界がないのね。
昼食後は私がキッチンを案内するよ。 キッチンスタッフじゃなくても知っていて欲しい事がいっぱいあるから、しっかり覚えてな。五徳を使うときは前髪を燃やさんように気をつけてね。
次は、くまさんによる応急処置講座。くまさん手作りのけがの処置に関する詳しい解説書が配られる。くまさん流石です。みんな真剣に聞いてたね。けがや病気がないことに越したことはないけど、注意していても起きるときは起きてしまうので、知識は身に着けておこう。
撤収後はそのまま川原で振り返り。
一人ずつ、今回の研修について感じたことや次回に活かしたいことなどを話してく。みんな、声だしあって動いていこうな。
今回もたくさんのこと学んだから復習しとこうね。
さぁ、次回は善入寺島。2日目からは12期の同窓会もあるから、本番キャンプの練習も兼ねてるんだよ。
12期の先輩スタッフの動きをしっかり盗んで自分のものにしような。 あ、役割発表もあるね。あー、楽しみだ。
Copyright 2012 吉野川シンポジウム実行委員会 All Rights Reserved.