14期4回目研修
5月24-25日 場所・穴吹川

第四回目研修が行われたのは、美馬市にある、四国一の清流穴吹川だ。

*研修1日目:5月24日(土)

 

前回の実習でスタッフ全員の役割が決まり、今回の研修からチャイルドディレクター、バックスタッフ、キッチンスタッフそれぞれに分かれて行った。本格的にキャンプ本番が近付いてきたことを意識させられた。

今回の穴吹川のキャンプ設営地は、ブルーヴィラ前。長く急な階段がある。まだ涼しい季節だが、汗だくになりながら、足と腕をパンパンにしながら、たくさんの荷物を抱えて何度も往復する。そのあとに食べた焼きそばはほんとうに美味しかった。
設営・昼食が終了し、いよいよ川遊びに。今日は‘釣り’を極める日だった。釣りといえばのたいじゅ先生にいろいろ教えていただく。
まずは見釣り。短く弾力のある木の棒に、ハリスとおもりとサシをつけて、水中に顔をつけて針にかかる魚をみながらする釣り。ヨシノボリが針に食いつく様子はとても面白い。見釣りはほぼ全員が成功。特にすずは去年一匹も釣れなかったが、今年はリベンジに成功した。
次は延べ竿釣り。延べ竿に道糸、ハリス、浮き、おもり、サシをつける。根気とセンスのいる釣りだと思う。私は残念ながら一匹も釣れなかった。
本部に帰ってきて夕食。酢鶏と中華スープ。美味しい。その後夜は竹クラフト。のこぎりやなたの使い方の説明を受け、それぞれが思い思いのクラフトを始める。スプーン、フォーク、ナイフ、箸、竹とんぼいろいろ作ったが、ちえちゃんのぶんぶんごまが大人気に。
一日目はこれで終了。

*研修2日目:5月25日(日)

 

朝食は、キノコの混ぜご飯とコンソメスープ。美味しい。
 朝食が済むと、ブルーヴィラの上流にある白人の瀬まで車で移動。そこで初めに白人神社で、川の学校の安全祈願を行う。毎年行っているそうだ。スタッフとしての意識がより固まった。
白人から下流に向かって行う遊びは、流れ・潜り・沈め、だ。とにかく魚が多く、流れるだけでも十分楽しい。流れながら、潜り、沈めをするスポットを探す。流れが緩く、ある程度の深さがある場所で、沈め合いを行った。
一人のスタッフに数人のスタッフが、ライジャケの浮力を超える重さで乗りかかり、限界ギリギリまで沈ませ合う。
恐怖。
限界ギリギリと言うより、限界を超えるまで溺れさせる。
恐怖。
沈めを行い合ったスタッフは無言になり、険悪な空気になる。暴れると余計に苦しい。一度溺れることで、正しい溺れ方をみにつけられた。
再び流れを行い、ブルーヴィラ前で潜りの練習。私は泳げない潜れないポンコツであったので、ヤッピーとさきの指導の下ひたすら潜った。スローロープを水底の岩に括り付け、それをたどって潜る。息が続かない。耳が痛い。コツがつかめず今回の研修で苦手克服できず、後日さきと個人練習を行った。

 

昼食。ビビンバとわかめスープ。美味しい。昼食を食べた後は撤収。再び地獄の階段を往復。そして振り返り。解散。

今までで一番本番を意識した研修で、スタッフ間の意識の統一を行うことができたのではないだろうか。今回が本番前最後の川遊びだったので、めいいっぱい遊んでそれぞれに苦手を克服したが、まだまだ課題の残る第4回研修だった。

たかぎ


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