吉野川シンポジウム実行委員会
 
学級日誌
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第5回キャンプ 11月3・4日(吉野川中流:善入寺島)
   
第4回キャンプ 10月6〜8日(吉野川支流:鮎喰川)
   
第3回キャンプ 9月15〜17日(吉野川支流:穴吹川)
   
第2回キャンプ 8月17〜19日(吉野川上流:高知県土佐町地蔵寺川)
   
第1回キャンプ 6月16〜17日(吉野川下流:第十堰北岸)
   
第5回研修 6月9・10日(直前ミーティングと研修)
   
第4回研修 5月19・20日(川遊び・話し合い・本番に向けた最終確認)
   
第3回研修 5月3〜6日(吉野川カヌー川下りキャンプ&同窓会)
   
第2回研修 4月21・22日(野外生活技術・キャンプカウンセリング)
   
第1回研修 4月7・8日(川の学校のねらい・第十堰の遊学)
   
 
  スタッフが書いてるよ  
  第4回研修 5月19・20日
 川遊び・話し合い・本番に向けた最終確認(穴吹川)
 
   
   いよいよ4回目の研修。天気予報では2日とも晴れ。はやく川に入るぞと、みんな慣れた手つきで車に荷物を積め込む。ぎっしり乗せたところで、いざ清流穴吹川へ!!

 車に揺られること約1時間。すばらしい景色がとびこんできた。まわりは緑でいっぱいだ。大自然の中に投げ込まれた私たちの存在は、とてもちっぽけなように思われた。
 「きれい!」とスタッフみんなが叫ぶ。水が透き通っていて、川底まで見える。魚がぴちぴちはねて歓迎してくれている!その横で早速設営開始。とおもいきや、雨がぱらぱら。晴れ予報のはずなのに・・・。どうやらスタッフの中に雨男・雨女がいるようだ。ま、気にせず設営、設営。

穴吹川を堪能 昼からは穴吹川を堪能。ばっちり水に入れる格好をしてフィールド確認。お、いるいる!魚が見える。ドボーン!待ちきれず次々に飛び込んだ。水の冷たさなんて関係ない。魚がいれば潜るのみ。魚をわしづかみしているスタッフもいる。こんな贅沢ほかでは味わえない。だって、鮎の群れと一緒に泳げるのだから。
 問題は、去年より水量が減っていること。去年まで飛び込みをしていたところが、浅すぎて飛び込めない。おまけに今年は梅雨が短いらしい。西日本全域で渇水が進み、早明浦ダムの貯水率は早くも60%・・・。あぁ、雨よ降ってくれ。川に水がないなんてさびしいよ。キャンプのない日にどっさり雨よ降っておくれ。
 
釣りと見釣りの2班に分かれて研修 お次は釣りと見釣りの2班に分かれて研修。私は見釣り班。おやおや、あちこちでおしりが突き出ている。「やった!」さっそく雄叫びが聞こえた。“はは”だ。大きなドンコを釣り上げていた。負けまいと、ついつい「食べろ、食べろ」と声に出す。が、結果は惜しくも惨敗。小さな小さなドンコしか相手をしてくれなかった。
 釣り組みはというと、釣りの名人・玄さんに助けてもらいながらの研修だ。網が暴れているところを見ると、どうやら釣れているらしい。くそっ・・・、悔しい。
 釣った魚は即料理。みるみるうちに、みんなのお腹の中に消えていった。ごちそうさま。おいしかったよ。

 あっという間に日が暮れて、お腹もいっぱいになったところでメインの話し合い。今まで、スタッフみんなが顔を合わせじっくり話しをする場がなかったため、今回の話し合いはとても良いものになったと思う。不安や疑問に思っていることなどを共有し合い、さまざまなことを話し合った。自分に足りないことは何か、自分がすべきことは何か、それが少しずつかたちにになってきたように思う。みんなの意見をたくさん聞き、話し合い、よりよい7期を作り上げていきたいと思う。寝てしまうのが惜しいようないい夜で、いつまでも起きていたかった。しかし、いつの間にか深い深い夜に吸い込まれていった。

全員で里山へ 研修2日目。朝から全員で里山へ。自然の中に解放され、時間が経つのを忘れる。大自然の中に足を踏み入れ、それぞれどんなことを感じただろうか。光り輝く緑の中にすーっと溶け込み、緑と私は一つになっていく。あぁ、なんて気持ち良いのだろう。山、川、海、ヒト、そして他の生き物。全てのつながり、自然の中にいることの心地よさを体で感じた。
 新鮮な空気をたくさん吸い、心も体もリフレッシュした私たち。そのまま沢登りに出発し、誰かに呼ばれているかのように先をいそぐ。この先にはいったい何が待っているのか。わくわくしながら、奥深くまで入り込んでいった。

くまさんのシュノーケル講習 その後、足に釘が刺さったスミス、ぎっくり腰のきい、そんな二人が作ってくれたおいしいご飯をいただいて、くまさんのシュノーケル講習。澄んだ川の水に身を沈め、OKがでるまで泳ぐ。しかしまだ5月。穴吹川の水は特別冷たい。いくら川オトコ川オンナでも寒さには勝てない。水からあがるといっせいに震えだす。当然のことながら寒すぎた。
 川遊びは楽しいけれど、いつも危険と隣り合わせだ。常に注意を払いながら行動しなければならない。子供がやすを持って魚を狙う。そこにはどんな危険が忍んでいるだろう。川ガキが遊んでいる、その姿を頭に思い浮かべながらそれぞれが考えなければならない。

 撤収までの時間は思い思いに過ごした。カヌー、釣り、四手網・・・。みんな良い顔をしている。太陽の眩しく透き通った光が、彼らを一段と輝やかせてみせた。もう終わりだと思うとなんだか寂しい。
 よし!まだまだこれから!!このメンバーでどんなものが出来上がるだろうか。次みんなに会えるときが待ち遠しく感じられる。
 
     
 
報告:あや(川の学校川ガキ〜第7期スタッフ)