吉野川シンポジウム実行委員会
 
学級日誌
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第5回キャンプ 11月21〜23日(吉野川中流:善入寺島)
   
第4回キャンプ 9月20〜22日(吉野川支流:鮎喰川)
   
第3回キャンプ 8月21〜23日(高知県地蔵寺川)
   
第2回キャンプ 7月18〜20日(吉野川支流:穴吹川)
   
第1回キャンプ 6月20・21日(吉野川下流:第十堰北岸)
   
第5回研修 6月13・14日(直前ミーティングと研修)
   
第4回研修 5月30・31日(キャンプカウンセリング・川遊び)
   
第3回研修 5月2〜5日(実地研修)
   
第2回研修 4月18・19日(野外生活技術)
   
第1回研修 4月4・5日(川の学校のねらい・第十堰の遊学)
   
 
  スタッフが書いてるよ  
  第5回研修 6月13・14日
直前ミーティングと研修
 
   
  全5回で構成される「川の学校」スタッフ研修も、いよいよ今日で最終回。イヤでも緊張感が高まります。いつも通り、オバタ家へ10時に集まった面々も、心なしかヒキツリ気味??
・・・なんてことは全くなく、みんないつものニコニコ顔だ。よろし。

今回はテント泊じゃないこともあり、ボンゴへ積み込んだ荷物は「へ? こんだけ??」と拍子抜けするほどわずかな量。来週はきっと隙間なくピッチピチに詰め込む必要があるだろうに。。。
ボンゴに乗り込んで”いかにうまく積み込むか”に人生をかける意気込みで待ち構えて いた大地は、思わず目が点になってたね。
というわけで、あっという間に積み込みを終え、第十堰近くの「お堰の家」へ。
思えば、ほんの2ヶ月ほど前に知り合ったヤツらと、いろいろ遊んだり練習したり語り合ったりしながら、ここまできたんやなあ・・・と、一人でカンガイにふけりつつ、久しぶりのお堰に入りました。

で、まずは子供たちとの(名簿上での)ご対面。名前・学年・出身地しか載ってないシンプルな名簿やけど、これを見ただけで早くも愛おしさが出てきて困ったのは、きっとオレだけやないはず!!
一人一人の健康チェックでは、アレルギーや喘息の子の多さに驚きました。やっぱ現代っ子やね。
楽しく安全に遊ぶため、全てにしっかりと目を通しました。

救命講習の受講おいしいおいしい冷やし中華をたらふく食べた後は、消防署へ移動して普通救命講習の受講。人工呼吸・胸部圧迫・AED・止血法など、できることなら使いたくない、でも知っておかないといけないことを丁寧に教えて頂きました。
職員の皆さんの説明は的確で分かりやすく、かつフレンドリーな人柄もあって真剣なんだけどもなごやか(にぎやか? うるさい??)な講習でした。
「じょりー!!」
「スミ〜〜ス!!!」
「あいこぉ〜〜〜〜!!!!」
と、思い思いの絶叫とともに。

投げ釣りお堰に戻るとすぐに、吉野川南岸に出て投げ釣り(仕掛けなし)、はえなわ、竹取り に熱中です。はえなわって、なんだか心が騒ぐよね〜。
カモーン!! 大ウナーギ!! 大ナマーズ!!

腹ペコちゃんのオレらを迎えてくれた夕食は、とっても「和」な感じ。36才のおっちゃんの口と心には、とろとろのナスがホンマにしみたよ・・・。ありがとう、はは、キッチンのみんな。

手長エビしっかり食べてとっぷりと日が暮れてからは、はやる心を懸命に抑えつつ、ライトとえび網を持って再び南岸へ。
う〜ん、手長エビちゃん、ちょっと小さくて数も少ないわね・・・。でもきっと、これくらいのが一番ウマイのよ、と慰めつつ。
キッシーはなんと、居眠り中の川アナゴを捕まえてたね。
奴隷なのに。
ドレイなのに!!
そして帰り際にお楽しみのはえなわを上げてみたものの、釣果はゼロ。とほほ。
どこ行ったー!? 大ウナーーギ!! 大ナマーーズ!!

さて翌日。
朝から絶品サンドイッチを頬張って、向かうは飛び込みの名所(?)高瀬。
4mの高さの橋から飛び込みハイスピードで潜水橋を突っ走る牛乳輸送トラックを紙一重でかわしながら、全員で代わる代わる4mの高さの橋から飛び込みます。
文句なしに、単純明快に、問答無用に、ひたすら楽しい。
こりゃ子供はハマるわ。
飛び込み方にもみんなの個性が出て、見てるだけで愉快愉快。
それにしてもほかちゃん・・・。

沈め合いや水中の障害物についてのレクチャーなどと同時に、沈め合いや水中の障害物についてのレクチャーなど、川の学校では 安全面の対策も怠りません。
子供を自由に遊ばせるためには、スタッフの実力・判断力が不可欠。
スタッフの力量の中でのみ、子供は自由になることができる。
逆に言うと、スタッフの力量を超える自由を子供に与えることはできないし、 また決して与えてはならない。
単純な遊びに見えて、実に深いなあ・・・。 深いのに、水の透明度が低いから全然周りが見えないなあ・・・。
昼メシのキーマカレー、アレはホンマにうまかったなあ・・・。

で、午後はたっぷり時間を取っての話し合い。
本番直前だけに、やっぱりみんなの緊張感がいつもとは違います。
いよいよ、来週からは自分たちの子供を迎えるところまできましたよ。

投げ釣り子供たちに、川の楽しさを十分に伝えられる自信あるか??
いざという時に、子供たちを守れる自信あるか??
それ以前に、子供たちがそういう状況にならないようにしてあげる自信は??
どんな子が来ても、それなりに対処できる自信あるか??
・・・ホンマに、ホンマに、心の準備、できてるか??

いろんなことをグルグルと考えながら家路に着いたら、気がつくと高速を逆方向に走ってました。

カモ〜ン!! 9期の子供たち〜!!
 
     
 
報告:しげ(川の学校第9期スタッフ)