暑い、川に行きたい、早く仕事終わらないかな...
8月8日、川の学校の前日入りの日、何故か僕は仕事をしていた。
今回のキャンプ地は高知県本山町にある帰全山公園、キャンプ地前を流れる吉野川本流はカヤックのメッカ、車で少し移動すれば支流の汗見川と遊ぶ場所も、遊び方も自由自在。
川の学校キャンプ全5回の中でも一番距離が遠く、一番ハード、だけど僕の一番好きなキャンプ地。
しかも今回はキッチンスタッフに12期スタッフのスーさんとなおさん2名の親ガッパも助っ人に来てくれる、ウズウズしながら仕事を終えて一路、高知県本山町へ。
遅れて到着した頃には皆すっかりお疲れの様子、暑い中の設営ありがとう、下見での情報を元にミーティングを行いこの日は就寝。
前日入りスタッフ達。
ここが今回のキャンプ地。帰全山キャンプ場。
始まると同時に誕生日のスタッフと川ガキのお祝い。写真はタイヤ会社社員・フクスケ(30)。ダンロップは三十路を行く!
ここが亀岩。カメに見える?
アメゴがゆうゆうと泳いでいる。
翌朝は6:00に起床、早速川装備を身につけカヌーを車に積み込む、通りすがりのご夫人に爽やかに挨拶をキメたところで、川の下見に川下り、他の遊び場の下見も終えて、残りの準備をしながらまったりと過ごしていると、気づけば集合時間さあ来ますよ川がき達が、はじまりますよ3回目。
子供も揃って、テント設営も着替えも終わったし、さあ遊ぼう!とにかく遊ぼう!遊びまくろう!
の前にまずはお昼ご飯、この日のメニューは「そうめん」「豚肉となすエノキ炒め」「キュウリの酢の物」夏野菜をしっかり取って、お腹も起きたし、さぁ遊びミーティング!
(この時キッチンスタッフ以外は誰も知らなかった、この後続くそうめんとの長きに渡る戦いを。)
メインの遊び場は支流の汗見川、上流から亀岩、堰下、学校前、と狭い範囲で多数のフィールドが有り、遊び方は無限大
まずは亀岩
スタッフ合わせ総勢28名の大所帯
たいちとレヴィアタンが飛び込みが苦手なイッペーの手を引き3人で水面へダイブ、その後も泣く大人も黙る高さの岩上から水面へ
スタッフと子供の大小いろんな水しぶきが途切れる事無く続いていた。
一方亀岩裏の泉ではヤスを片手に魚を追い回したり、水中をゆうゆうと泳ぐアメゴを眺めたり気温の高い中、1日中冷たい川の中で遊んでいた。
しかし、ここ虻が多い喰われたくなければ水中へ避難だ、亀岩下流は水深があるためまずは上流で潜る練習、ジャックナイフを習得すれば深いとこにも潜れる様になるからね!
そして今回人気だったのが堰下
ここでは子供達が皆貪欲に魚を突いてた、ここで初めて魚を突いた人も何人か、誰でも簡単に魚が突けるそんな場所、そのうち魚居なくなるんじゃない?
この日はスタッフ3人が魚探す、子供4人で魚突くの見事なルーティーン
成果は子供四人でバケツ一杯、子供達の秘めたるポテンシャルの高さに着いて行ったスタッフは驚愕
学校前はカヌーのショートツーリングと下流では釣りを
今回は暑すぎて、いまいち喰いの悪い釣り、しかしチーフりさの指揮の本しっかりと獲物を確保。後でキッチリ焼き魚にしてお腹の中へ。うーん暑い日の釣りは難しいね。
カヌー班は上流の堰下まで漕ぎ上がる、ぐんぐん漕ぎ上がる、とにかく漕ぎ上がる、大げさに書いたけど実際は10分位で堰下に到着、
堰下でゆるりと遊んだ後は、再び乗船、今度は水掛けしながら、子供のカヌーを大人げないスタッフ2名が追い回す追い回す、行きの倍の時間を使い川下りを楽しむ。
初日をすっかり遊び尽くしイッペー班の作った夏野菜カレー(とそうめん)を食し、川を見ると幻想的な川霧が、だんだんと日が落ちて涼しくなって来た所で
夜話へ、今回話し手は「三代目吉野川シンポ代表のワンワン」と「川ガキのどん?たくや」の二枚看板が川の学校の成り立ちや早明浦ダムについて話したり、
ワンワンの過去をたくやが暴露したりで盛り上がる。
夜話の後は帰全山公園を夜の散歩
ナビゲーターのリサを先頭に公園内をグルリと一周
他にも夜釣りに焚火やクラフトと各々スタッフを捕まえて、それぞれに夜遊びを楽しむ
すっかり夜も更けみんな寝静まったなとプラプラしてると、MDさきが子供をはべらし何やら夜話中
聞き耳を立てると、怖い話じゃないですか、しかもしっかり怖い、さきの新たな一面を見つけてこの日は終了、みんなぐっすりお休みなさい。
魚突き!
捕った魚を焼いて食べる。
晩ご飯。
全員でダム見学。
めんどくさがりダイブ!
堰下全景。
亀岩周辺のこの透明度。でもアブ多し。
2日目の朝、僕はリズ の声で目を覚ました、「昨日遅かったみたいだから、もうちょっと寝かしてあげて」ありがとうリズ 。
もう遊んでんのかよ子供達、尊敬するよその貪欲さ、二度寝に入りたいとこを無理矢理起きてそれぞれの遊び場をふらりと散歩
ドラム缶風呂の横では昨日から大活躍のリサが、倒れて、、、ない、朝が早すぎて寝てるだけでした。それを見て思わず爆笑、お疲れ様(笑
この日の朝ご飯は混ぜご飯(とそうめん)
ご飯の後は、昨日の遊びを参考にまずはミーティング子供達の希望を聞いてみると、、、あれ何か堰下人数多くない?
えっ何「亀岩は虻が嫌?」気持ちは分かるけどまだまだ修行が足りないね、さされる前に叩きなさい、もっと逞しく
堰下の人気が爆発、期待する子供達、スタッフの配置と配車で焦るFD、どうにかこうにか丸く収まり、さて遊び場へと行く前に,,,
全員で早明浦ダム見学ツアーへ、昨日の夜話を思い出してダムについて考える、この先いろんな物を見て、色んな事を考える事の出来る人間に育ってほしいな。
早明浦で各々の遊び場へ解散!
本日一番人気の堰下、某スタッフが歩くのをめんどくさがり左岸の淵から川へダイブ!
あっ全然飛び込めるじゃん、それに続き子供達も次々に飛び込む
公平が水中を泳ぐ鮎を突いたり、あっちゃんが自前のチャンでヨシノボリを突いたりこの日も漁獲高は上々
汗見川の近くには、国体でも使われたボルタリングウォールがあり、一汗流して川へ行くチームも
この日の亀岩は、やはり虻が多かった、で昨日不調だった釣りはヤスを持ち出し、カヌーは相変わらず漕ぎまくり、クラフト班もやっぱり川へ水浴びに
みんな午前中からフルスロットルで遊ぶ!
午前の遊びを終えて一度帰全山へ
昼食は麻婆にニラ玉スープと中華三昧(とそうめん)エネルギーを補給して、午後の遊びへ
午後は私は亀岩へ、飛び込みに泳ぎに亀岩を満喫していると、キッチンスタッフのスーさんとすずが水瓜を携え亀岩に登場。
亀岩を眺めながら皆で甘い水瓜を頂きました、川で遊んで水瓜を食べる、夏休み気分を満喫。
その後は晩ご飯の当番のかなとみつが先に山を下り、りょうすけ、こーたとリサの4人で軽く休憩
後を追う様に帰全山へ...えっまだまだ終わってないよ遊び時間は
先に書いた通り、この本部前の吉野川本流は、カヤックの練習をするにはもってこい
「カヌーうまくなりたい人はおいでー」たくやが子供を呼ぶ
たくや、さぶちゃん、私のスタッフ3名に子供1人で順番に川へ、遊びながら練習していると
上流から緑のカヤックに乗った8期卒業生のシュウがカヤックの練習を終えて下って来た。
何人か懐かしいスタッフと合流し談笑していると、たくやが「ソコのウェーブで何かして」と振り
これに答える先輩川ガキ、小さいウェーブで縦に横にグルグルと回る回る、散々後輩達にかっこいい所を見せつけ
迎えに来たお母様と颯爽とキャンプ地を後に。
その後もスタッフと子供が換わり替わりウェーブでのサーフィンを楽しむ。
子供と一緒にスタッフも思いっきり遊ぶ。
言葉では形容しがたいあの浮遊間、一度乗るともうヤミ付きに、何度も沈を繰り返しながら次は自分がと、
夕暮れ時のオレンジ色が夜が始まる紫色になるまで、時間を忘れて遊んだ。
夕飯の牛丼(とそうめん)を搔き込み、何しようかなと周りを見ると何やらスタッフがゴソゴソと
覗いてみると帰全山公園のマップ?
「何するの?」と子供達、
「肝試ししよ~」とリサが声をかけると、僕も私もと子供達もノリノリ
リサがナビゲーターを務めスタッフ1名に子供複数で班を作り蝋燭の灯りを頼りに、帰全山公園納涼肝試しツアースタート!
コース途中には、出ると噂の兼山会館、、、無人のビルの蛍光灯が何故か灯ってたり
野中兼山の母秋田夫人の墓や戦没者慰霊碑等、雰囲気は抜群
はっきり言って驚かし役のスタッフもビビりながら、それぞれの場所に待機。
近づいてきた班をそれぞれに驚かす、やりすぎて涙を流す子供も
驚かせ役冥利に尽きるよ、ナイスリアクション!
思いっきり遊んだ成果か、今年の子供は寝るのが早い22:00を回った頃には子供の半数以上が夢の中
遊べるのは明日で最後ゆっくり体を休めてね。
カヌーで波に挑む!バランスを間違えると撃沈!
しゅうやが波をとらえた!
8期卒業生のしゅう(高校生)。先日はフリースタイルで世界大会に出場!
茶番。
キャンプ地の夕暮れ。
これから肝試し!
パドルが折れても、心は折れるな。
また次回!
最終日、遊べるのは今日の午前中まで思い残しが無いようスタッフもそれぞれに自分のしたい遊びを主張する、
そんな僕はカヌーツーリングを選択、皆それぞれに遊び場へ散る
ツーリング前、皆で談笑中にさぶちゃんが一言「パドルが折れても、心は折れるな」この後、身をもって体験するとは思ってもみなかった。
船も揃って準備は万端、コースの説明も終えてツーリングスタート
1.5~2km程のショートツーリングながら、少し長めの瀬があったりで程よい緊張感を持ちながら放流前の吉野川を下る。
ツーリングの途中、川の学校名物のカヌー沈合戦が始まりスタッフが率先して子供達の船を捕まえひっくり返す
リカバリーにキャンプ地近くで休憩を取るとその先は、本日の山場キャンプ地前の瀬が登場、緊張の面持ちの子供達
チーフのサブちゃんがまず下り下流で待機、その後は順番に下る子供達、下った後は皆いい笑顔してたよ。
下り終えた後は本部でちょっと休憩、子供達からサーフィンしたいとの声が、ダムの放流の時間までちょっと待っててね。
その間はサブちゃんがキャンプ地下流にある瀬を下って、スタッフの凄さを子供に見せつけたりしながら時間をつぶす。
AM10:00頃、目の前の川の水量が徐徐に増えて来た、さあ今日もあの浮遊感を味わおう。
一人また一人と水面へ、順番にウェーブへ入ってはひっくり返されを繰り返す。
昨日の疲れが取れてないからかな、昨日より波に入って行くのが難しい、何回かサーフィンを繰り返しそろそろ時間かと
最後の波乗りを終えて、陸に上がろうとした所で沈、ロールで起き上がろうとした所、パドルが岩に引っかかり折れた、、、折れた、心が
沈脱をして、泳ぎながら岸を目指していると、遊びに来ていたパドラーの方が「引っ張って行きますよ」と一言、ありがたい心遣い、甘えました。
凹んでいてももったいないので、着替えて折れたパドルで遊んだり、子供達と水切りをしていたら、お昼ご飯の時間に
本山キャンプ最後のご飯は、ちらし寿司(とそうめん)みんなで取分け自分のテーブルで今回の感想等を交えてのランチタイム
一方キッチンでは歓声が、そう長きに渡るそうめんとの戦いに遂に終止符が打たれた、、、様に見えたが、すずがクーラーボックスをゴソゴソ
奥から最後のソーメンが、まさかのアンコールにスタッフの歓声は悲鳴に変わった(その後、間食したのであしからず)。
昼食を終えて日記を書いたりしていると、「あっ」と言う間に解散の時間、大きなけがも無く本当にいいキャンプが出来てよかった。
この本山町でのキャンプは毎回何かを気付かせてくれる、それは遊びに来た人に対する地元の方のホスピタリティだとか、
困っている時に一声くれるパドラーの心遣い、自然と川に遊びに来ている天然の川ガキ
大きなダムがもたらした便利さと、それと引き換えた環境へのリスク等、遊びながらも、実に多くの事を教えてくれる場所
そんな環境で3日間、日焼けで真っ黒になるまで遊んだ子供達はまた一歩、川ガキに近づいただろう、
キャンプ地を後にする子供達を見送るスタッフは皆、子供達の成長の早さに驚きながら、橋の上から車が見えなくなるまで手を振って見送っていた。
撤収を終えて普段通りの帰全山公園に姿を戻したキャンプ場、一抹の寂しさと次回への期待感を胸に、徳島への家路を急ぐ。
13期FDしゅうや
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