13期 第4回研修 5月18,19日

第4回スタッフ研修について、私フクスケが報告します。
前回の研修では12期の川ガキと一緒にキャンプをして、そのエネルギーに圧倒されましたが、今回はスタッフのみでの研修です。川遊びができる最後の研修なので、遊びを今回の研修でマスターしなければなりません。

今回のキャンプ地は四国一の清流穴吹川です。

<1日目>

1.設営

キャンプ地であるブルーヴィラあなぶきに到着すると、河原へ続く長い階段が我々を迎えてくれた。
この階段を荷物を持って、皆汗をかきながら往復。暑い。
(実は私買出しに行っていたので、現地への到着が遅いので往復回数は少ないです。みんなごめん。)

2.昼食

昼食をおいしくいただいていると、午後から訪れる白人の瀬の下見に行っていたやっぴーより情報がもたらされた。
「白人の瀬には、吐くほど魚がいる」らしい。
喜ぶ一同、午後からの実習が楽しみだ。

3.川遊び1

白人の瀬に移動して、水中を覗いてみると魚の多さを実感。川底の魚群が空飛ぶ絨毯のように移動している。簡単に手で触れそうだ。川でこんなにたくさんの魚を見たのははじめてだ。

内容は下記の通り。

・セルビン の仕掛け方
魚はふちにそってしか泳げないことを利用した仕掛け。そんな習性があったとは知らなかった。
米びつ型セルビン「こめび2」もあるが、未だに捕獲実績はないらしい。

・見釣り
棒切れに針、ハリス、オモリを取り付けたシンプルな仕掛けで、水中を覗きながら魚を釣る方法。
魚の口元に針を持っていくことがポイントだとたいじゅから教わるが、水中の針をうまくコントロールできない。意外に難しい。周りでは、たくさんの「釣れた」という声が聞こえるのに。
ようやく魚の口元に針を持っていくことができても、なぜかオモリにばかり食いついてくる。なぜ?

・沈ませあい
溺れた時にパニックにならないように、3人1組でお互いを水中に沈め合う訓練をした。
私の組は、りず、いっぺーだったが、沈められると、シュノーケルの口から外してしまう。
 実はこの沈められ方はすごく優しかったことを後から知ることになる。

・潜り方
やっぴー・さぶちゃんを先生に潜りかたを教わる。
逆立ちをするイメージで潜るとのこと。
潜ってみると、耳が痛い。これが水圧なのか、初めて感じた。だから、耳抜きが必要なんだなあ
。 ところが、潜りの練習を続けていると寒くなってきた。昼間の設営でとっても暑かったので、ウェットスーツを着ていなかったからだ。川の水の冷たさをなめてた。スタッフは川ガキよりも長く水に入っておくことになるので、服装選びは重要だと実感した。

4.苦手克服1
キャンプ地に戻り休憩をはさんから、苦手な遊び克服のため、皆思い思いの遊びをした。
私は引き続き、潜りの練習をしながら、セルビンも仕掛けた。
セルビンを2個回収するために潜ったけど、2個連続回収はすごく息が苦しい。このときは立ち泳ぎをしらなかったので、立ち泳ぎで態勢を整えてから潜れるようになっていなかったのだ。
ちなみに、米びつ型セルビン「こめび2」にも魚入った。初の捕獲です。

5.毛針による釣り
たいじゅを先生に、毛針での釣り方を教わる。
毛針とは、針に毛を付けて虫に見せかけたもの。水面に虫が落ちたと思って魚が食いつくらしい。

6.必殺技ワークショップ
夕食後は必殺技ワークショップが開催された。
必殺技を持つスタッフが、その必殺技を我々に伝授してくれる。
内容は下記。

  • ロープワーク(講師:さぶちゃん、やっぴー)
     私もロープワーク怪しいものがあったので、最後のチャンスだと思い確認した。
    おかげで、怪しかったテントが風で飛ばないようにするときの結び方をマスターできた。
  • ミサンガづくり(講師:ちえちゃん)
     みおが熱中してた。
  • 刃物の研ぎ方(講師:たいじゅ)
     たけるが切れ味を追及してた。
  • テーピング(講師:たいし、いっぺー)
     MDさきを足をねんざした患者に見立て、テーピングを教わった。

その後、高校生スタッフはてぬぐいをプレゼントされたり、やっぴーオークションが開催されたりして夜は更けていった。









 

 









<2日目>

朝から何人かで毛針で釣りをしていたらしい。釣ったことをまさもんに自慢された。

7.ミーティング
MDさきより話があり、「川ガキがいないので川に遊びにきている感覚になってしまい、雰囲気がゆるい」との話があった。確かに。常に川ガキがいることを意識して行動しなければならないと思った。

8. 川遊び2
1日目同様、白人の瀬に移動して川遊びをした。

・うき釣り
第1回の研修で仕掛けの作り方は教わっている。しかし、思い出せずヘルプを要請した。これで覚えておかないと、次は自分が川ガキ達に仕掛けを作ってあげるんだから。
いざ釣り出すと、なんと初めて魚(オイカワ)が釣れた。うれしい。竿が「ビンッ」ってなる感覚がなんともいえない。

・潜り
前日の反省を生かし、ウェットスーツを着用した。寒くはないが、ウェットスーツって浮力があるので潜りにくかった。
また、立ち泳ぎも教わった。これで、水面に長くとどまっていられるはず。

・沢のぼり
川ガキの歩幅などを考慮したコース選択を学んだ。
なるべく段差の少ないルートを選択する、とげなどの危険物が前にある場合、後方にもそれを伝えることなど。
歩くペースの速い川ガキ役をりさにやってもらったが、るなはついていくのが大変そうだった。

9. 苦手克服2
昼食のパスタを食べた後は苦手克服第2弾。皆、苦手克服のため散っていきます。
そんなとき、さぶちゃんに声をかけられた「フクスケ、飛び込みはやらないの?」。そう、私は飛び込みが大の苦手なのだ。
最後の川遊びの研修だったので、意を決して飛び込みの練習をすることにした。
課題は2つ。①怖くて飛び込めない②飛び込めたとしても、前に飛べない(落下中に崖と接触する可能性あり危険)
さぶちゃんのマンツーマン指導の下、低いとこから徐々に高い場所を移しながら前に飛ぶことを意識していきます。そして、前に飛ぶようになることはできた。
残るは①怖くて飛び込めない の克服だが、最後の川遊びという意識もあってか、なぜか飛べてしまった。一度飛んでしまえば自信がついて、あとは何度でも飛べる。
さらに、シュノーケルが外れないようにする飛び込み方も教わり、実りの多い苦手克服時間をなった。 その横では、しゅうやがロールを初めて成功させ、こちらも実りの多い苦手克服時間をなった。

10. 撤収
雨の中での撤収だったが、迅速に撤収できた。みんなの意識が変わったのか。
ただ、私は階段の往復で息が切れました。
(濡れたテント・ウェットスーツなどは県内組が後日干してくれた。ありがとう。)

11.振り返り
皆が良かったことも悪かったことも発表しあう。この振り返りを次回以降に生かさなくては。

研修も残すところあと1回。救急救命など人命に直結する内容なので、しっかり学ぼう。

報告・フクスケ

Copyright 2012 吉野川シンポジウム実行委員会 All Rights Reserved.