14期1回目研修
4月5、6日 場所・第十堰


ついに14期川の学校が始動しました!!
体の大きいいっぺーがおおくりします。
14期MDくろおびさんのおかげで研修二回目が終わってから、研修一回目のレポートを書いております。
抜けているところ、誇大に想像を膨らましているところがありますのでそこは勘弁してください!

ちなみにMDとは、川の学校の役職のひとつで、全体の流れを作る人です。みんなの前に立ち、司会、進行などの仕切りをします。MDの持つ雰囲気がそのままその期の雰囲気になると言っても過言ではありません。
他の役職はまた誰が説明してくれると思います。誰か頼んだ!!

 


 

 



どきどきわくわくしてなかなか寝付けなかったキャンプ前日夜。
どんな14期になるのだろうと希望と不安と少しの眠気をかかえ、当日朝起床。
久しぶりのキャンプ、荷物は大丈夫だろうかと太子と会話しながらオバタ家ヘ。
久しぶりに会うスタッフもおり、ワイワイしながら、バタバタしながら、手早く積み込み。
積み込みが終わり、南岸の秘密基地へゴー!

いつもであればお堰を利用させていただいて開かれる第一回研修ですが、諸事情があり今年の第一回研修は南岸にある秘密基地にて開催されました。
初めからキャンプ。
しかも天気も悪い。
さらにトイレもないので、野グソ・・・。野グソ・・・。野グソ・・・。最初やのに・・・・。
というわけでなかなかなハード具合が予想される第一回研修の幕明けとなりました。

 

 

 

キャンプ地に着くと、遅れてくる2名を除いて全員の集合が完了していました。それを見て、自然とこぼれてくる笑み。やっピーからお手本のような笑顔だとお褒めの言葉を頂き、くろおび促しで始まる自己紹介。みんなから伝わってくる、気恥ずかしい雰囲気とワクワクしている気持ち。みんなも自然に笑顔に。

いい雰囲気のまま設営に。マーキーの立て方、キッチンの作り方、ムーライトの立て方、土嚢、などなど最初からやることいっぱい、覚えることたくさん。
設営は毎回するから頑張って覚えよーね。

設営していると、どこからかいい匂いが。そうです、キッチンさんからです。お昼ご飯の時間です。相変わらず、美味しすぎるご飯を提供してくれます。みんなで円になりながらの昼食。「美味しい」「うまい」の声が上がります。昼からの研修に備え、もりもりご飯を食べます。
その合間に、お皿の洗い方の指導がキッチンチーフのしほからありました。
川の学校ではお皿をボロ布で拭いてから、お米のとぎ汁を洗剤代わりに使って洗います。

 


 

 


食事が終わり、さぁみなさまお待ちかねの時間川へと移動する時間がやってきました。
全員ばっちり川に入れる装備をして集合。
第十堰の北岸に移動し、まず第十堰の歴史を学びます。第十っていうのは10番目の堰って意味じゃないんだよ。第十っていう地名なんだよ。といった知識も学びます。川の学校にとって第十堰は大切な場所なのです。

そしてガサガサをしました。
網を仕掛けて、草などを踏み“がさがさ”すると魚が驚いて網に入ってくるという仕組みです。
ガサガサをしていると悲鳴が・・。やっぱり始まりました、落とし合い。冷たいー!寒いー!言いながらみんな笑顔です。
堰下を泳いでいるやっピーから「でかい魚おる!」との情報が。みんな一斉に流れ始める。もう・・・夏ですね・・・。

 

 

 

びしょびしょのまま高瀬の潜水橋に車で移動。車にブルーシートを引くので車のシートは濡らしません。高瀬に着くと入学式で遅れてきた新スタッフの高木が待っていた。

以下、高木談。
学校の入学式後、遅れて参加。
ウエットに着替え、寒かったので車の中で待機。
車の中で「寒いからおそらく飛び込みは無いだろう」と聞かされホッとする。
やピ車から水浸しのやっピー、すず、あきたちが出てきてドン引き。

車が通るときは大きな声で知らせてねなどの注意事項を聞きながら、潜水橋の上へ移動。くろおびの「飛び込もうか。」の声に、次々と川の中へ。寒い冷たいと言いながら、笑顔のきょんちゃん。「もう一回飛び込もかぁ!」と目をキラキラさせている、けんじり、のん。石の上に寝そべり、暖を取っている元川ガキのくらけん、あき。勇気を振り絞り飛んで、ター坊に救出してもらったたかぎ。結局飛び込まなかったたいじゅ。

 


 

 



その後、さぶちゃん先生によるカヌー講習。パドルの持ち方、漕ぎ方、カヌーへの乗せ方などを学び、実際に乗ってみる。
「うぉー!」と言いながら漕ぐ、ゆうさく。「こんなぐらぐらするっけ?」とみたろう。
あちらこちらと、カヌーの旅を楽しんだ後は、3対3に別れカヌーリレーをしました。

カヌーに乗っていないグル-プも、もちろんやることあります。スローロープの練習です。安全のためにぜひ身つけておきたいスキルです。10m先の目標に向かって投げます。まず、声などで対象者の気を引きます。そして対象者に向かって投げる。対象者は仰向けの姿勢で救助されます。投げる側が安定した場所から投げるのもお忘れなく。

キャンプ地に戻り素早く着替えた後はやっピーによるロープワーク。最後の一人ゆいも合流しました。キャンプをする上で知っていればより快適に過ごすことのできる大切なスキル。巻き結び、サルカン、本結び、たて結び、蛇殺し・・・いろいろ教えてもらいました。ロープワークは反復練習、練習あるのみ!

 

 

 

キッチンさんの美味しい夕食を頂いた後、ちち、ははによる川の学校の成り立ち。「ちち」
「はは」は、川の学校の立ち上げからずっとかかわっている方です。第十堰のこと、吉野川の住民投票のこと、姫野さんのこと、川の学校のこと、いろいろな話を聞かせてくれます。みんな真剣に聞き入ります。この話の中でよく出てきた言葉が「楽しかった。」というフレーズです。ちちは「自分が楽しかったからやっていた。」とおっしゃっていました。楽しんですることの大切さを学べた気がしました。

ちち、ははのお話が終わり、次のスケジュールは親睦会。机と毛布でこたつを作ったりといろいろ準備し、」軽くお酒が入ったところで改めて自己紹介。毎年恒例、好きなジブリ作品も聞いていきます。
「なかなか決断できない自分を変えるためにやってきた。」とみたろう。
「誰にも思いつかんかった遊びをやってみせる!」とけんじり。
「命を感じる生活がしたくなった。」とゆうさく。
「川ガキに送り込んだ息子の表情の変化を見て、どんなことをしているのか気になった」とゆい。
川の学校に来た理由は、人それぞれです。

いい感じで親睦会が盛り上がっていますが、明日に備えてと、それぞれ就寝へ。寒いのに耐え、体を休めます。

 


 

 


朝起きて最初の仕事はランタンの回収です。ランタンの片づけ方を学び、ある程度の撤収をし、昨日のロープワークの続きと、テンポよく研修を進めていきます。

朝食を食べ、第十堰南岸へ移動。前日、ちちの話に出てきた過去の洪水がこの水位まで来たよ(上流のね。)ラインをみて、世間遺産のお堰の家が見えるところまでダッシュ、お堰の説明を聞いて再びダッシュで戻る。
第十堰南岸側を捜索し、キャンプ地に戻りました。

キャンプ地に戻り、昼食を食べ、撤収作業。飛ぶ鳥跡を濁さず。撤収で大事なのは、ここでキャンプをしていたと、後で来た人に悟られないようにすること。使わせてもらったキャンプ地をきれいにすることは、当たり前のことなのです。

 

 

 


ここで第一回研修が終わり・・・ではなく、西消防署に移動して普通救命救急講習をうけてきました。
最悪の場合を想定しての訓練。さぶちゃんが倒れている!といった悪ノリもありながら、みんな真剣に取り組みます。心肺蘇生法、AEDの使い方などなど教えていただきました。
とっさのときにできるように復習だー。

講習が終わり、オバタ家(ちち、ははの住んでいる普通のお宅)に積み込んだ荷物をおろし、本当に研修の終了です。
第一回研修から覚えることいっぱい、極寒の中でのキャンプでなかなかハードだったけどもう怖いものは何もない!!

次回研修も14期をいいものにするために頑張ろー!





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