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レポート
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第5回キャンプ 10月8〜10日(吉野川中流:善入寺島)
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第4回キャンプ 9月17〜19日(吉野川支流:鮎喰川)
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第3回キャンプ 8月19〜21日(吉野川上流:本山町)
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第2回キャンプ 7月16〜18日(吉野川支流:穴吹川)
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第1回キャンプ 6月18〜19日(吉野川下流:第十堰北岸)
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第5回研修 6月11・12日(直前ミーティングと研修)
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第4回研修 5月14〜16日(技術研修)
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第3回研修 5月3〜5日(吉野川カヌー川下りキャンプ研修)
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第2回研修 4月9・10日(野外生活技術・キャンプカウンセリング)
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第1回研修 3月20・21日(川の学校のねらい・第十堰の遊学)
第3回研修 5月3〜5日
吉野川カヌー川下りキャンプ研修
3回目の研修は、カヌーツーリングとレスキュー、4期の川ガキ同窓会との同時開催とてんこ盛り!の内容だ。4期のスタッフも来てくれて、大人数で研修がスタートした。久しぶりに会うみんなは以前よりさらに打ち解けていて、とても良い雰囲気で臨むことができたように思う。
1日目のカヌーツーリングは岩津から出発し、目指すは善入寺島。途中で危険な箇所(瀬?)を確認したり、沈した場合のレスキュー方法を習った(とても難しかった)。4期のスタッフはそれぞれ5期スタッフに目配りしながらも、思い思いにカヌーで吉野川と戯れていた。そんな様子から私たちもカヌーの楽しみ方を学ぶことができたと思う。カヌーをまっすぐ進めることができなかったり、くるくる回ったり、沈しながらも、全員無事に辿り着くことができた(素晴らしい!)。
その日の夜のミーティングでは、明日の4期川ガキ同窓会と5期川の学校での役割分担が発表された。みんなとても緊張していたように見えた。CD(チルドレンディレクター)、BS(バックヤードスタッフ)、KS(キッチンスタッフ)。それぞれ役割は違うけど、責任の重さは同じ。それぞれのミーティングは遅くまで続いた。いよいよ明日は手強い川ガキ(卒業生)がやってくる!
お天気は上々。いよいよ4期川ガキ同窓会が始まった。ぞくぞくとやってくる川ガキ達。4期のスタッフ達は、川ガキの成長ぶり(また、変わらなさぶりにも)に感心したり、感想をもらしたりしていた。その隣で緊張する5期スタッフ。笑顔を浮かべつつ元気にあいさつを返しながらも、実はみんな緊張していたに違いない(勝手に断定)。
遊びの時間がやってくると、いよいよ川ガキの本領発揮とばかりにがぜん賑やかになった。子供たちは実に様々。釣りをする子、潜りをする子(その正体は「沈させ隊」)、のんびりする子、カヌーをする子、それぞれが自分がやりたいこと決める、やりたいことができる力を身につけていることが、「川の学校」の願いなのかもしれない、それが叶っているのを見たように思う。
その夜のミーティングでは、反省点やそれぞれ感じたこと、気をつけなければならないことを話し合った。それぞれの役割ならではこともあったし、特に子供と接したり、観察して感じたことが多かった。実際にやってみることで様々な疑問が生じる。こうやってみんなで共有することで、より良いもの(関わり方や知識)になっていくのは確かだ。ミーティングはこれまでで最高の長さを記録したらしい(苦笑い)。
いよいよ最終日。お昼で子供達とお別れだ。朝から食欲旺盛な子供たち(スタッフも?)。「あっ」という間にパンケーキが無くなった(KS涙)。朝食後、時間が無いとばかりに遊びに散っていく子供達。後片付けをしながら、今日で終わってしまうことを考えてちょっと悲しかった。もちろん昼食の三色丼も凄まじい勢いでたいらげていた。恐るべし川ガキの食欲。(今度はしっかりキープ!)。
昼食後、ご家族がお迎えにやってきた。川ガキ達は、吉野川と別れるのが名残惜しそうだ。そんな川ガキ達をスタッフは元気に見送った。
別れの余韻に浸るまもなく、撤収開始。今回は今までにないくらいの速さで撤収できたらしい(夢中でやっていたため自覚なし)。
スタッフや川ガキ達と過ごした3日間は、あっという間に過ぎていった。今回の研修を通して、スタッフ同士のつながりもさらに深まったし、役割が決まったこともあって、自分が考えるべきこと、やるべきことが具体的に想像できるようになった。それはもしかしたら自分だけでは不十分なことだったり、偏ったことだったりするかもしれない。それも今後の研修でみんなの意見を聞いたり、相談したり、さらに良いものへ作り上げていけばいいと思う。
次回の研修を結構楽しみにしている自分に少しびっくりしている。みんなも同じ気持ちだったら、とてもうれしい。
報告:ハタミ(川の学校第5期スタッフ)