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第5回キャンプ 10月8〜10日(吉野川中流:善入寺島)
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第4回キャンプ 9月17〜19日(吉野川支流:鮎喰川)
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第3回キャンプ 8月19〜21日(吉野川上流:本山町)
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第2回キャンプ 7月16〜18日(吉野川支流:穴吹川)
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第1回キャンプ 6月18〜19日(吉野川下流:第十堰北岸)
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第5回研修 6月11・12日(直前ミーティングと研修)
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第4回研修 5月14〜16日(技術研修)
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第3回研修 5月3〜5日(吉野川カヌー川下りキャンプ研修)
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第2回研修 4月9・10日(野外生活技術・キャンプカウンセリング)
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第1回研修 3月20・21日(川の学校のねらい・第十堰の遊学)
第3回キャンプ 8月19〜21日
(吉野川上流:本山町・土佐町)
夏休み真っ只中の8月19日、第3回目のキャンプが始まった。道の駅に到着したマイクロバスから前回より日焼けした子供たちが飛び出してくる。タックルだの、帽子の取り合いだの、着いた早々大忙し!夏休み中だけあって子供たちも元気いっぱい解放的!
今回の川の学校遊びの教室は吉野川の上流、早明浦ダムに近い汗見川(本山町)と地蔵寺川(土佐町)。お昼ごはんで力をつけたら早速遊びに繰り出した。汗見川ではスリル満点☆亀岩からの飛び込み、カヌー、釣り・・・、地蔵寺川ではヤスで魚突き・・・などなど盛りだくさん!自分のやりたいところへ子供たちが散っていく。
亀岩は穴吹川の飛び込み岩よりずーっと高くて水も深いけど、穴吹川の時は躊躇していた女の子たちだって思い切りよくぴょんぴょん飛んでいく!(みんなどんどんたくましくなっていくね!いいぞいいぞ!)釣り組も魚突き組も成果が上がったようだ。みんなが捕った魚は唐揚げや鯉こくになって瞬く間にみんなの胃袋へと消えていった。魚だって大事な命。捕った魚は自分でさばいておいしく食べる。これ、川ガキの鉄則。
夜はペットボトルでセルビン作り。川の流れや魚の種類によっていろんな捕り方があるんだね。明日はセルビンでは何が捕れるかな。明日を楽しみに子供たちが眠りに落ちかけたころ、思いがけず雨が降り出した。(予報より早くスタッフも油断していたっ)水不足が深刻な四国にとってはひさしぶりの恵みの雨。でもキャンプ地ではこれがなかなかやっかいもの。外で寝ていた子供たちはたたき起こされテントに撤収、スタッフも荷物整理や雨対策におおわらわ。
一晩中降ったり止んだりの雨の中、キャンプ2日目の朝が明けた。(みんな、雨音の中眠れたかな?)朝食の後、水不足が深刻な四国の水ガメ、早明浦ダムを見学した。前晩降った雨もむなしく、ダム湖は痛々しく泥壁をむき出しにし、ダム底には真っ茶色のドロ水が身動きもせず横たわっている。そしてダムから吐き出される水は碧の吉野川を真っ茶色に染めていた。みんなの目にダムはどんな風に映っただろう。
雨が降っていたって川ガキたちは川へ繰り出し釣りに飛び込みにターザンごっこにガサガサに魚突きに・・・方々へ大忙し!川原で絵を描いたりミサンガ作ったりハンモックでくつろぐ子供たちも。それぞれがそれぞれの川時間を過ごしている。
そんな中雨足は弱まることなく川は濁流へと変貌、刻々と増水してキャンプ地をおびやかし始めた・・・。そして、今回2回目の大移動が決断された。そう、実は今回はスタッフ泣かせの流浪キャンプなのだ。1回目は前日に今回予定地だった帰全山キャンプ場でスズメバチの巣が見つかり急遽地蔵寺川の川原へ移動。そして2回目は増水のため地蔵寺川の川原から近くの廃校を利用した宿泊施設おこぜハウスへ。川の学校最初で最後(!?)の屋根付きお風呂付きの夜となった。
この日の夜話は地元の魚捕り達人の筒井さん。(今回の流浪騒動ではキャンプ地やおこぜハウスを提案してくださりとてもとてもお世話になりました。)
筒井さんは早明浦ダムの底に沈んだ大川村出身の方で、ダムができる前と後の吉野川の貴重なお話を聞かせてくださった。筒井さんの創意工夫の詰まった漁具(棒じゃくりや20年来の箱めがねなどなど)には子供たちが群がり、大人たちも目を輝かせて興味津々。ダムができる前の吉野川では手づかみ足づかみ(!?)ができるほど魚が足元を泳ぎ、ビール瓶ほどの太い鮎が取れたそうな!!!考えるだけでもワクワクするような自然がそこに普通にあったんだなぁ。今はそんな手付かずの自然がとても少なくなってしまったけれども、子供たちが大きくなったときに川の学校での経験が自然を大好きに思う気持ちにつながっていくといいなぁ、としみじみ・・・。
3日目の朝、雨はまだ降り続き、ほとんどの子供は学校で思い思いの時間を過ごし、何人かの川ガキはカッパを着こんで川へ繰り出し、釣りやカヌーや魚突きを楽しんだ。濡れてしまえば雨だってへっちゃら!こうしてあっという間に3日間が過ぎていった。
今回のキャンプは川のいろんな表情や雨のキャンプ、早明浦ダム、夜話などなど子供たちにとってもスタッフにとっても感じるところ、学ぶべきところがたくさんの3日間だった。よりたくましく、より川が大好きになったに違いない!川の学校も折り返し点を過ぎ、あと2回を残すのみ。(あ〜早い。あ〜足りない。)次回はどんなキャンプになるやら、今からワクワク指折り数えて待っていよう!
報告:
グミ
(川の学校第5期スタッフ)