吉野川シンポジウム実行委員会
 
学級日誌
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第5回キャンプ 11月6・7日(吉野川中流:善入寺島)
   
第4回キャンプ 9月18〜20日(吉野川支流:鮎喰川)
   
第3回キャンプ 8月20〜22日(吉野川支流:穴吹川白人の瀬)
   
第2回キャンプ 7月17〜19日(吉野川上流:土佐町)
第2回キャンプ 7月17〜19日(吉野川上流:土佐町)
   
第1回キャンプ 6月12・13日(吉野川下流:第十堰北岸)
   
第5回研修 6月5・6日(直前ミーティングと研修)
   
第4回研修 5月22・23日(キャンプカウンセリング・川遊び)
   
第3回研修 5月1〜4日(実地研修・同窓会)
   
第2回研修 4月17・18日(野外生活技術)
   
第1回研修 4月3・4日(川の学校のねらい・第十堰の遊学)
   
 
  スタッフが書いてるよ  
  第5回研修 6月5・6日
直前ミーティングと研修
 
   
  本番まであと一週間!最後の研修が始まりましたー。
今回は「お堰の家」宿泊ということで、積み込みもあっけなく終わってしまいました。
集まったスタッフもわきあいあい。研修とあわせて、メールでも意見のやりとりが活発になり、ただの盛り上がりだけでなく、安心感が出てきました。

「お堰の家」についたら、さっそく10期の子どもと(書類上の)始めまして!
どんな子がくるのか1枚1枚書類に目を通していきます。それにしても今の子って名前の読み方が難しい…男女の区別すらつかない名前があって、学校の先生も大変だろうなーっていらん心配をしてしまいました。

今は名前とかしか分からないけど、この子はやんちゃ坊主なんかな、さびしんぼうなんかな、とか思いをめぐらせます。「私たちの子たち」が一気に32人も!ちちが「黙って目を通しなさい」というのに、あちらこちらで声があがります。みんなうれしいみたい。

お昼のメニューは食事スタッフにも内緒にされていた(!?)みそカツ丼。「名古屋駅地下で食ったのよりうまい」ハハの特製ソースをかけてみんな大喜びで食べました。これからガンバレっていわれているみたいで元気でるよな。でもみんなキャベツもちゃんと食べよな。

第十堰北岸の下見午後からは現地の下見です。
舞台は第十堰北岸、ここから「川の学校」がスタートします。長い時間をかけて、堰の改修をめぐり住民たちが川への思いを巡らせた場所です。


どこがどんなふうに危ないのか、見釣りの仕方、カヌーでの漕ぎ出し方、具体的な確認をみなでしていきます初めに研修に来たこの現場も今回は違って見えます。なんたって来週は子供たちが来てしまうのですから!どこがどんなふうに危ないのか、見釣りの仕方、カヌーでの漕ぎ出し方、具体的な確認をみなでしていきます。
解き放たれた子どもってどんな動きするんだろう!?なんかそわそわしてきた!

見釣りの仕方どこがどんなふうに危ないのか、見釣りの仕方、カヌーでの漕ぎ出し方、具体的な確認をみなでしていきます






下見から帰ってくると、フリースクールTOECの代表・伊勢さんが出迎えてくれました。夕食を食べてからの2時間ほど、子どもとの付き合いかたのヒントを教えてもらいます。
何十年も現場で子どもと接している伊勢さんは、早口だけどもとっても分かりやすい言葉で語ってくれました。ふんふんふん、分かりやすいのですが、ん〜〜いっていることは難しい。伊勢さんの頭の中にはたくさんの子どもと接した経験があって、蓄積があって、自信があります。
例えば、「危ないから」という理由で、子どもがカヌーにのれないとき、「子どもたちをカヌーに安全にのせる」行為の責任はスタッフのもの、でも「乗りたいのに乗れない」気持ちの折り合いをつける責任は子どものもの。

子どもの気持ちはしっかり受け止め、だけど気持ちの折り合いをつける部分は干渉しない。
それが、子どもが自分という軸をつくって自由をしっかり生きるために必要なんだと。
と、そんなことを話してくれた(ような気がする)。
う〜ん・・・。
実際に子どもとそういう状況になったとき、自分はどんなふうに対応できるんだろうか。それぞれ心に引っかかる部分があったと思う。みんな初めは日中の疲れでぼんやりしていたのに、終わり頃にはすっかり目をぎらぎらさせていたね。
でも、次の世代のことを思う伊勢さんや、ちちはは、野田さんなどたくさんの大人の思いが詰まっていて、「川の学校」に関わるスタッフ、子どもはホントに幸せだと思う。

書きすぎた・・・

伊勢さんの話のあとは手作りした網を持って、えび取りに出かけました。テトラポットにごそごそと光る20数個の光。所どころで聞こえる「逃げられたっ」「すげー」という声。遠くから見たらそうとうあやしかったに違いないね…

その夜はとれたてのエビをつまみつつ、研修最後の余韻を楽しみました。そこここに輪ができて、今までよりもずいぶんと深い話しをし、それぞれが思っていること、悩んでいること共有できたんじゃないかな〜

2日目の朝。夜遅かったのにも関わらず、心なしかみなすっきりと起きてきます。
朝食後には次回への最終的なミーィング。安全管理について、次回のスケジュールについて、屋台村のメニュー等々いろいろあります。ライジャケをどうするかとか、具体的な話になったけど、やはりここは自分の力量、子どもの力量を見て判断。自分に自信のないことをするのは、子どもを危険にさらすことになるから。
「川の学校」の軸にみんなの思いが加わって、だんだんと10期ができあがっていく気がする。

救急救命の講習午後は消防署に行って救急救命の講習を受けました。
冷麺の心地よい満腹感あり、窓からは気持ちの良い風が吹きぬけ、てはいましたが、みんな頑張って・・・前を・・・見ていました。うん。
事故が起こったときの対応、心肺甦生やAEDの使い方など、これはしっかり覚えておこう。
研修終わり、撤収。その頃ちちは、河川敷の草刈をしてくれていたのでした。ありがとうございます。

そしてスタッフ研修5回も終了しました。4月に出会ったばかりの仲間との2ヶ月あまり。あっというまだったなーというのが本当のところです。
遊び方、安全管理の仕方、不安はたくさんありますが、それはそのとき。
全国から集まってくるのはきっと、テレビやパソコンなどの情報社会にどっぷりつかっている現代っ子。川に触れて、どんな川ガキが育っていくのかわくわくします。

みんな研修お疲れ様、来週を楽しみに子どもたちを待ちましょう!
 
     
 
報告:すず(川の学校第10期スタッフ)