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第5回キャンプ 11月3・4日(吉野川中流:善入寺島)
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第4回キャンプ 10月6〜8日(吉野川支流:鮎喰川)
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第3回キャンプ 9月15〜17日(吉野川支流:穴吹川)
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第2回キャンプ 8月17〜19日(吉野川上流:高知県土佐町地蔵寺川)
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第1回キャンプ 6月16〜17日(吉野川下流:第十堰北岸)
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第5回研修 6月9・10日(直前ミーティングと研修)
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第4回研修 5月19・20日(川遊び・話し合い・本番に向けた最終確認)
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第3回研修 5月3〜6日(吉野川カヌー川下りキャンプ&同窓会)
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第2回研修 4月21・22日(野外生活技術・キャンプカウンセリング)
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第1回研修 4月7・8日(川の学校のねらい・第十堰の遊学)
第1回キャンプ 6月16〜17日
吉野川下流:第十堰北岸
朝、腰巻をしてない十角テントなのに暑くて目覚めた。梅雨入りしたのに、今日はあっぱれ!快晴です。とうとう来ました!『川の学校・第7期』スタートです。スタッフ全員、そしてなによりも川ガキ30人がこの日をどれだけ待っていたか。
朝から着々と準備をしつつも、そわそわ感が漂うスタッフ一同。トキがきました。続々と今年一年いっしょにあそぶ川ガキが登場。「どの子?だれ班?・・・なんだ、おーちゃん班か。うちの班の子はまだぁ。」って、自分の子供たちに初めて会う楽しみ。スタッフも川ガキも心の中でドキドキ緊張。
そのドキドキの中、最初のビックイベント!! 【キャンプネーム決め】がそれぞれはじまる。ここで決めたキャンプネームで全員から一生呼ばれます。すぐに決まる子もいれば、かなり悩む子もいる。 ワイワイ言いながらキャンプネームを決めていたら、緊張がだんだん薄れてきて、なんだかスッキリしてきた。
全員集合!開校式のはじまりー。野田校長のあいさつ、遊びの達人紹介、スタッフ紹介、川ガキがさっき決めたキャンプネームで紹介。野田さんが言ってた。「みんな心配しなくても、川の学校を卒業するときには立派な川ガキになってるよ。」そうだよねー。よしっ!とにかく遊んじゃえ。
みんな着替えて遊びを自由に決める。とはいえ、みんな初めてだし、第十堰で何ができるかわからない。遊び隊長のたくやがいろいろな遊びを教えてくれて、いざ!
川ガキは自分のやりたい遊びに目をキラキラさせながら行く。投げ釣り、見釣り、カヌー、シュノーケリング、飛び込み。おれは飛び込みに行ったんだけど、ビックリした!けっこう高いところから飛び込むから、なかなか飛び込まないだろうなと思っていたら、次から次と飛ぶ飛ぶ。一人で飛ぶ、手をつないで飛ぶ、ドミノみたいに連続で飛ぶ、手足を持たれて放り投げられて飛ぶ(これはスタッフのともだけだったけど)。飛び込みは単純な遊びだけど、はまったらなかなかやめられない、奥の深ーい遊び。ちょっと体が冷えた子はココアを飲んだり、大きな石に抱きついたりして温まったら「よしっ」ってすぐに遊び再開。「もう、いけるん?寒くないん?」って聞いたら「うん。いける。」って。もう完全にとりつかれてるよね。
一先ず午後の遊びが終わって、夜ごはん。 今夜はみんなで手作り屋台村。各班ごとに一品おかずやデザートを作る。うどん&ぜんざい、ギョーザ、たこ焼き、クレープ&フルーツポンチ、キムチ鍋、バームクーヘン。
一番にできたやっぴー班のキムチ鍋。ほんのり辛くて、好きなだけ食べれそうなくらい大量に作ってくれた。 本当に自分たちで作ったん?ってくらいきれいな丸のかな・とも班のたこ焼き。ふんわりトロトロ。これは売っても文句なし。大小さまざまなまきお班のギョーザ。外はカリカリ、中はホクホク。具にはみんなの愛が詰ってた。おなかいっぱいでもなぜか食べれちゃうあや班のクレープ&フルーツポンチ。
デリバリーサービス付のチョコたっぷりクレープに、スイカたっぷり夏の香り満開フルーツポンチ。粉と戦い続けたおーちゃん班のうどん&ぜんざい。軽い体重で(おーちゃんは・・・)踏んで踏んでしてコシたっぷりのうどんに、「白玉も踏んだん?」って聞かれるくらいもっちもちの白玉ぜんざい。修行でした!ようだい班のバームクーヘン。竹に薄く生地を塗って炭で焼く、を何度もくり返し、きれいな層ができあがった。どれもこれもおいしかったー。
屋台村のとき、おれは永遠バームクーヘンを焼き続けていて、ほかの料理を食べに行けなくて。でも、かめしとミッキ〜が「ようだいの分取ってくる」って全部の料理をいっぱい持ってきてくれて感激。「絶対おいしいバームクーヘン焼いたる」と思ったよ。
おなかいっぱいになって今回の夜話。川上さんの100kmを走った話。 野田さんのハーモニカ演奏。少しの間、川ガキもゆるりとした時間を過ごした。でもでも今夜はもうひと遊び。メインイベント?
やまやんが「エビ捕り行きたい人〜?」 『はーーーい!!』・・・全員でした。ヘッドライトを頭につけ、ビニール袋を腰に結びつけ、エビ網を手にしっかり持ち、さぁ!エビさんの元へ。
水中のテトラポットをヘッド・ライトで照らすと、目がキラリ。エビです。エビのお尻のほうから網をそっと置いて、サッとかぶせる。ビックリしてうしろへピョン。そこは網の中〜。いっぱい捕れる子、なかなか捕れない子。おれはまだ捕れていないケロッピーといっしょにエビ捕り大作戦。でも、人がいっぱいでエビが夜逃げ。なかなか捕れない。おれとケロッピーはみんなよりも先に来た道を戻り、最初のほうにエビ捕りした場所をもう一度確認。夜逃げしたエビが帰ってきていた。ケロッピーが網をそぉーっと水の中に入れ、うしろからパサッ。見事ゲット!!ケロッピーはすぐに「やっぴー!」って自分の班のスタッフにうれしそうに見せに行っていた。みんなまだまだエビ捕りしたそうだったけど、一先ず戻ってエビを食べよう。
から揚げして、エビさんのお命いただきます。ありがとう。自分で捕って、すぐに料理したら、やっぱりおいしい。本日の予定はとりあえず終了。でも、夜はこれから!もう一度エビ捕りに行く川ガキ、焚き火をして話をしている川ガキ、テントに入って寝てると思いきやトランプしている川ガキ、その横で疲れて寝てる川ガキ、キッチンで白玉ぜんざいをもらって食べてる川ガキ。それぞれがそれぞれで自由に夜の川の学校を楽しんでいる。とりあえず、また明日。おやすみ・・・
二日目。天気はくもり。 早朝から川ガキはエンジン全開。見釣りに行きたいってリクエストがあったから、何人かで見釣りへ。とにかく魚がいっぱいいて釣り堀状態。「釣れた!」って声があっちそっちこっちから聞こえてくる。
朝一の川あそびが終ったら、朝ごはん。毎回食事当番があって、今回はようだい班が一品おかずを作る。メニューは「オムレツ」。 がく、いっちゃん、バナナ、かめし、ミッキ〜、みんな料理が上手なんだよね。一番下手だったのが、おれとちちでした。
「ごちそうさま」と同時にすぐ遊びの準備。今日も一日自由に遊ぼう!みっくが二人乗りカヌーにスタッフともと乗り込み、船出。ともには漕がさないで、一人で漕いでいる姿を見て、「かっこいい!あんな男になりたい。」と思ったよ。 見釣り、ガサガサw)は大漁。カヌーは途中からしじみ捕りに変わってた。
夢中で遊んでいたらすぐに時間は経ち、いつのまにかお昼。本部に戻り、昼ごはんを食べて、とうとう帰り支度。「もう終わりか。」と思いきや、まだまだ! 「自由だー!!」と叫びながら走る天良。竹で笛を作るがくとバナナ。ギリギリまで遊びたおす。昨日の野田さんの言葉を思い出し、「すでに立派な川ガキになり始めてるな。」と安心。
夢中で遊んでいる川ガキを見ていて、本当に夢の中にいるような気分になって、楽しくて幸せな二日間でした。
報告:ようだい(川の学校第7期スタッフ)